2022年6月17日公開の映画「峠 最後のサムライ」
Blue-ray/DVDレンタル開始日とBlue-ray/DVD発売日が決定しました。
※TSUTAYA(ツタヤ)やGEO(ゲオ)でのレンタルを参考にしています
「DVD・Blu-rayレンタルと発売日決定しました」
Blue-ray/DVD発売日
2022年10月19日(水)発売
Blue-ray/DVDレンタル
2022年10月19日(水)レンタル開始
「峠 最後のサムライ」作品の詳細
戊辰戦争で活躍した河合継之助を主人公とする司馬遼太郎の同名ベストセラー小説を、「雨あがる」の小泉堯史監督が「蜩ノ記」でもタッグを組んだ役所広司主演で実写化した本格派時代劇。
作品情報
- エンディング曲:「何処へ」石川さゆり
- 原作:「峠」司馬遼太郎
- 上映時間:114分
- 制作年:2021年
- 配給:松竹、アスミック・エース
- カテゴリ:日本人がまだ知らない英雄!?司馬遼太郎史上最高の歴史超大作
- 検索:最後の侍
- メモ:上映日:2021年6月18日→7月1日→2022年6月17日
予告
みどころ
みどころです♪
原作小説『峠』は、累計発行部数386万部を誇る司馬遼太郎の名著。
創作部分と史実が混同されるほど、戦後日本において圧倒的影響力を持つ事から「司馬史観」という言葉すら生まれた司馬遼太郎の歴史小説群の中では比較的マイナーですが、それまでほとんど無名に近かった越後長岡藩の家老河合継之助の偉業を一躍世間に知らしめることとなった歴史小説であり、1977年の大河ドラマ「花神」の原作のひとつでもあります。
司馬遼太郎が侍とはなにかを考えるために記し、その典型を河合継之助に求めた事を自負しているとの言葉から「最後のサムライ」と題された本作は、司馬の遺志を継がんとする『峠』初の映画化作品。
司馬遼太郎が河合継之助に感じた美徳は非派閥家老という特異性です。
同時に近代的な思考や先見性を持ちながらも、既存の風習からの自己解放には至らず、武士として、家臣として、新政府軍に対抗する道を選ぶ英雄の悲劇を丁寧に描きます。
41歳で亡くなった河合継之助ですが
演じる役所広司は還暦を優に超えています。
とはいえ、現代人と幕末の英雄では年齢と皺だけでは測れない差が無数にあり、小泉監督の信頼も厚い役所広司がその貫録を以って演じる事にあまり違和感は無いでしょう。
むしろ松竹映画らしい風合いと、昭和の茶の間でお馴染みだった時代劇の空気に馴染みます。
役所広司自身も脚本に惚れ込んだという理想のリーダー像が、令和の人心にどれだけ響くかに注目です。
本作のもう一つの魅力は
この題材でなければ集まらなかったであろう重厚な共演陣。
河合継之助の妻・おすがを演じるのは「隠し剣 鬼の爪」「小さいおうち」の松たか子。
様々な映画やドラマ、舞台で活躍中ですが、やはり和装がひときわ似合います。
さらに仲代達也と田中泯が桁違いの存在感を放ち、佐々木蔵之介、芳根京子、香川京子、吉岡秀隆、永山絢斗、榎本孝明、東出昌大、渡辺大らが脇を固める他、「沈黙 -サイレンス-」「たたら侍」「この道」などで役者としての幅を広げ続けるEXILEのAKIRAも好演。
阿木燿子作詞、加古隆作曲の主題歌を石川さゆりが歌います。
黒澤組ゆかりのキャストやスタッフが結集するとあり、常時数台のカメラを回し続けるフィルム撮影や全編新潟ロケで実現した大規模戦闘シーンなど、邦画の矜持が感じられる一本です。
西南戦争がモデルであるとされるハリウッド映画「ラストサムライ」とは無関係ですが、渡辺謙が演じた架空の武将勝元盛次役の候補に役所広司も挙がっていたといいますから、較べて観ても興味深いでしょう。
戦争を回避するために近代兵器を備え、スイスのような武装中立国を目指した河合継之助のグローバルな視点とリーダーシップは坂本龍馬と並び称され、敵対していた西郷隆盛や勝海舟さえその死を惜しんだとされています。
幕末の混沌に未来を見据える、侍の生き様にご刮目下さい。
文庫
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