2023年12月8日公開の映画「市子」
Blue-ray/DVDレンタル開始日とBlue-ray/DVD発売日が決定しました。
※TSUTAYA(ツタヤ)やGEO(ゲオ)でのレンタルを参考にしています
「DVD・Blu-rayレンタルと発売日決定しました」
動画配信
2024年3月8日(金)配信スタート
Blue-ray/DVD発売日
2024年7月3日(水)発売
Blue-ray/DVDレンタル
2024年7月3日(水)レンタル開始
「市子」作品の詳細
「僕たちは変わらない朝を迎える」「名前」の戸田彬弘監督が、自身の劇団「チーズtheater」の戯曲「川辺市子のために」を、「青くて痛くて脆い」の杉咲花主演で実写映画化したヒューマン・ミステリー。
作品情報
- 主題歌:ー
- 原題:ー
- 上映時間:125分
- 制作年:2023年
- 配給:ハピネットファントム・スタジオ
- カテゴリ:誰でもない彼女。消えた婚約者の半生を辿る涙のミステリー
- 検索:ー
予告
みどころ
みどころです♪
原作は、監督の戸田彬弘が主宰する「劇団チーズtheater」の旗揚げ公演作品となった傑作舞台「川辺市子のために」。
サンモールスタジオ選定賞2015で最優秀脚本賞を受賞し、2度も再演された人気戯曲とあり、戸田監督が並々ならぬ思い入れを抱いている事は明白です。
プロポーズを受けて頬を赤らめた翌日に、忽然と姿を消した川辺市子。
恋人の長谷川義則は市子の行方を捜しますが、探せば探すほど分からなくなる市子の秘密だらけの人間像。
刑事・後藤に聞かされる衝撃の真実は、或る戸籍の無い不幸な女性と、市子にまつわる驚愕の生涯でした。
消えた夫の正体に翻弄(ほんろう)される「ある男」「アンダーカレント」、プロポーズ予定日から彼女がいなくなる「アナログ」など、行方不明者の人生を紐解く物語はミステリアスで感動的。
また疑似的に喪失を体験することで、観る者自身の人生や人間関係に付加価値が生まれるため、多くの作品で踏襲(とうしゅう)される定番であると言えます。
本作で描かれるのは、名前を変え、年齢も誤魔化し、過酷な運命から逃れるように生きてきた信じがたい人生。
あくまでもフィクションですが、どこかに実在するのではと思わせる市子の姿は、私達が社会に感じる矛盾や閉塞感の象徴なのかもしれません。
共同で脚本を磨き上げたのは、「ばぁちゃんロード」「蒼のざらざら」などで市井の孤独をスクリーンに投影してきた上村奈帆。
脚本に惚れ込み、生きるために必死な女性をかつてない熱量で演じきったのは、「湯を沸かすほどの熱い愛」「十年 Ten Years Japan」の杉咲花。
回鍋肉を食べていた少女、或いは主演した朝ドラ「おちょやん」のイメージが今も強い杉咲ですが、こんなにも波乱万丈な女性を演じるほどになったかと感慨を覚えるでしょう。
間違いなく今後彼女の代表作として語り継がれる1本です。
そんな市子と3年同棲した長谷川を演じるのは、「おちょやん」でも長い時間を共に過ごした「街の上で」「くれなずめ」の若葉竜也。
さらに後藤刑事役に宇野祥平、市子の高校時代の同級生役に森永悠希、市子の母親役に中村ゆり、母の元恋人役に渡辺大知など、実力派俳優陣が脇を固めます。
「オジさん、劇団始めました。」「絆のものがたり 心と心を結ぶもの」の茂野雅道が奏でる音楽が、どこまでも余韻を保つ佳作。
監督も、演者も、観る者も、愛さずにはいられない哀しい女性・川辺市子。
ようやく掴んだ幸せを、市子はなぜ捨てたのか。
その意味を見つけて下さい。
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