2018年11月24日公開の池松壮亮×蒼井優、「六月の蛇」「野火」の塚本晋也監督が始めて挑む時代劇映画「斬、」
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2019年9月4日(水)リリース
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作品の詳細
出演者/役名
- 池松壮亮
- 蒼井優
- 中村達也
- 前田隆成
- 塚本晋也
作品情報
- 上映時間:80分
- 制作年:2018年
- 配給:新日本映画社
- カテゴリ:斬新!世界のTSUKAMOTOが暴力の是非を問う現代のRONIN活劇!
- 検索:斬る 残
あらすじ
250年にわたり平和が続いてきた国内が、開国するか否かで大きく揺れ動いた江戸時代末期。
武芸に秀でながらも木々溢れる小村で、農夫を手伝いながら暮らす浪人が一人、太平が終わろうとする気配を感じていた。
隣家の娘ゆうの弟、イチスケを相手に剣術の稽古を続け、腕が錆びぬよう精進を続けている。
言葉少なに浪人を見守るゆうには特別な感情が芽生えていたが、ペリーが艦隊を率いて来航したことで国内の情勢は混沌を極め、別れと死の予感が脳裏をよぎった。
ある日、決闘中の侍を見掛けた浪人とイチスケは、勝者の澤村に声をかけられる。
共に江戸へ行って刀を振るわないか?
それは、一本の刀が奪う命と守る命の物語。
みどころ
みどころです♪
トロントやヴェネツィアが賞賛!池松壮亮×蒼井優、「六月の蛇」「野火」の塚本晋也監督が始めて挑む時代劇。
クライマックスを迎えると熱烈なスタンディングオベーションで讃えられた
監督、脚本、撮影、編集、製作は「野火」で戦争の恐怖を圧倒的なリアリティであぶり出した鬼才・塚本晋也。
自ら澤村役で出演し、役者としての存在感も示す塚本監督の熱意は今作でも留まるところを知らず、初の本格的時代劇として当初より国内外で高い注目を集めました。
ヴェネチア国際映画祭ではコンペティション部門に出品され、ところどころ挟まれるギャグには笑い声が響き、どよめきとともにクライマックスを迎えると熱烈なスタンディングオベーションで讃えられたとか。
これまでの時代劇では、侍が人を殺すことが様式美を含めて当たり前に描かれているのに対し、本作では主君のために命を投げ捨てることを躊躇なくできるか否かを、現代的な若者の感覚を想定して描いた節があり、塚本監督初の時代劇という触れ込みとは全く逆の未来模索型の作品、究極の現代劇であると言えるでしょう。
演技力に秘めたる激情を感じさせる役者
そんな参戦忌避は不可能であったと想定される時代に、生死に躊躇う武術の達人を演じるのはジャンルを問わず飄々(ひょうひょう)とした演技力に秘めたる激情を感じさせる役者、池松壮亮。
凛とした佇まいと田舎娘の純朴を絶妙に表現するのが蒼井優。
二人の芝居合戦も魅力ですが、イチスケ役をオーディションで勝ちとった新人・前田隆成の馴染みの無さも魅力。
農民の出である彼が刀を手にどんな運命を歩むのかも、重要なポイントになりそうです。
観るものに切っ先を突きつける
「野火」を発表したことで、自分は主張をしきって晴れやかな気持ちになるだろうと期待した監督ですが、それから3年の歳月が流れても、一向に不安の雲が消えないのだとか。
怒りや緊張状態を持続することは身を削るため、いつしか日常化し、気に留めずに過ごした末に、突如恐怖で叫びたくなったその感情がぶつけられたのが「斬、」。
一本の刀を過剰に見つめてしまう若人の物語という構想は20年前からあり、それが必然を以って具現化され、観るものに切っ先を突きつけます。
何を斬ろうとしているのかを、血飛沫が弾ける前に汲み取りたいものです。
尚、ローマ国際ファンタスティック映画祭グランプリを受賞し、続編も製作されるなどカルト的な人気を誇る1989年の塚本作品「鉄男」とも深い結びつきを持つ様子。
劇中を舞うてんとう虫にも注目してご覧ください。
文庫
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