2020年1月24日公開のタナダユキ監督が、自身初のオリジナル小説を自ら監督・脚本を手がけて実写映画化した大人のラブストーリー映画「ロマンスドール」
Blue-ray/DVDレンタル開始日とBlue-ray/DVD発売日が決定しました。
※TSUTAYA(ツタヤ)やGEO(ゲオ)でのレンタルを参考にしています
「DVD・Blu-rayレンタルと発売日決定しました」
Blue-ray/DVD発売日
2020年7月3日(金)発売
Blue-ray/DVDレンタル
2020年6月3日(水)レンタル開始
動画配信
動画配信ならすぐに視聴できます
「ロマンスドール」作品の詳細
「百万円と苦虫女」で日本映画監督協会新人賞を受賞したタナダユキ監督が、自身初のオリジナル小説を高橋一生と蒼井優の共演で実写映画化。
作品情報
- 主題歌:never young beach「やさしいままで」
- 原題:ロマンスドール
- 上映時間:123分
- 制作年:2020年
- 配給:KADOKAWA
- カテゴリ:純愛、性愛、夫婦愛。秘密だらけのラブシネマ
- 検索:
予告
みどころ
みどころです♪
ラブドールやセックスレスなど、大っぴらに語ることをタブー視されがちな事案を扱いながらも、伴侶について真摯に考えさせられる内容が共感を呼んだ原作小説『ロマンスドール』は、「妻が腹上死した」というインパクトのある書き出しで主人公の半生が語られます。
せっかく美大を出たのに職にあぶれた主人公は、造形力を活かしてラブドール製作工場で働くことに。
所謂ダッチワイフの進化版とも、高級版とも、現代版とも言えそうなラブドール職人という特殊な肩書きも目を引きますが、あまり馴染みの無い世界だけに、やや無理のある設定でも妙にリアルに見えてしまいます。
主人公の妻はかつて美術モデルとして紹介された相手ですが、結婚後も夫の職業を知らずにいるというのです。
元々が芸術家気質な夫は本物の質感を追求するあまり浮気をし、開発に没頭し、次第に夫婦の夜の営みは疎遠に。
しかし妻もまた、自分が病魔に侵されていることを話せずにいて…?
ラブドール職人役を高橋一生が演じる
タイトルから期待するほど官能的な作品ではありませんが、ラブドール職人役を高橋一生が演じることで話題性も高騰。
実際に工場を見学し、工芸的な感覚で作品作りに打ち込む職人達の姿に難しい役作りの心構えが出来たのだとか。
妻役はタナダ監督の「百万円と苦虫女」でも主演し、映画では「リリィ・シュシュのすべて」での高橋一生との共演が印象的な蒼井優で、原作を読んで以来タナダ監督自身の映画化を切望。
晴れて自らもキャスティングされ、寄せられる信頼にずいぶん喜んだようです。
最も親しい男女の間に秘密が残されているあやうさ
どうしてこんなに男の気持ちが分かるのかと不思議がられることも多いタナダ監督作品。
小説が出版された10年前は、世間はまだラブドールという存在を直視できない人が大半でした。
しかし今では、ラブドールを美術品として鑑賞する若い女性も増えた背景があり、展示会では男性以上の長い列を作るのです。
時代が性に対して開放的になる中で、最も親しい男女の間に秘密が残されているあやうさが、二人の大人を色っぽく彩ります。
決して理想の夫像ではない高橋一生の役どころですが、夫婦間の問題は当事者にしか分からないもの。
妻は本当に夫の仕事を知らないのか、彼女はなぜ腹上死などという凄絶な最期を迎えるのか、それは夫婦にとってどんな意味を持ったのか、そもそも二人はいつからいつまで夫婦だったのか?
身体の距離と心の距離は比例するのか、そうでもないのか…。
様々な示唆に富んだ大人のラブストーリーは、静かに観る者の涙となってこの先も流れ続けるでしょう。
ゴールでなく、スタートとしての結婚。
ゼクシィを読む前でも後でも、愛する人のために是非一度ご覧いただきたい作品です。
文庫
みんなの評価
映画の評価をしたり、みんなの評価を調べたりできます
コメントを残す