2024年9月27日公開の映画「憐れみの3章」DVD/Blu-ray(ブルーレイ)発売日、DVDレンタル開始日がいつになるのか最新情報をお伝えします。
※TSUTAYA(ツタヤ)やGEO(ゲオ)でのレンタルを参考
「DVD/Blu-rayレンタル開始日がいつになるのか知りたい」
「あらすじや予告チェックしておきたい」
このページはそんな方へ向けて書いています。
DVD発売日
まだ公式発表がありませんので、収集したデータから予測しています。今までの流れだと・・・
2025年1月の見込み
情報が入り次第速報でお知らせします。
DVDレンタル開始日
未定
※ディズニー関連映画は2020年頃よりDVDレンタルを行わない傾向があります。
「憐れみの3章」作品の詳細
「女王陛下のお気に入り」「哀れなるものたち」のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが3度目のタッグを組み、同じキャストが3つの異なる奇想天外な物語を演じるトラウマ級オムニバス・ムービー。
作品情報
- 主題歌:ー
- 原題:Kinds of Kindness
- 上映時間:165分
- 制作年:2024年
- 配給:ディズニー
- カテゴリ:不快で痛快、劇団ランティモスの不適切アンソロジー
- 検索:哀れみの3章
予告
みどころ
みどころです♪
原題は「Kinds of Kindness」。
アカデミー賞4部門を受賞した「哀れなるものたち」の監督とキャストとスタッフが早くも再結集した作品だけに、続編を思わせる「憐れみ」の文字と3本立てを示す「3章」を組み合わせた邦題は非常に狡猾で秀逸です。
ギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモスは、極限の人間心理を描いた「籠の中の乙女」や、45日以内にパートナーを見つけないと動物にされる不条理SF「ロブスター」、ある家族の崩壊を描くサイコホラー「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」など、観る者の潜在的不安を煽る事に極めて長けた監督。
ベネチア国際映画祭銀獅子賞に輝いた宮廷ドラマ「女王陛下のお気に入り」や、自ら命を絶つも胎児の脳を移植されて蘇生した母親の新たな人生を描いてアカデミー作品賞を獲得した「哀れなるものたち」が話題になった事で、女性の自立に強い関心を持つ監督と捉える向きも増えましたが、おそらくランティモス監督の本質がもっと端的に表れているのが本作「憐みの3章」と言えるでしょう。
描かれるのは3つの物語。
人生をやり直そうともがく男、別人のようになった妻を恐れる警察官、奇跡的で特別な存在を探す女の別々の物語。
ランティモス組常連であるエマ・ストーン、怪優ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリー、「パワー・ザ・ドッグ」のジェシー・プレモンス、「ザ・ホエール」のホン・チャウの5人が3つの物語全てに別人として登場する、映画史上類を見ない構造が本作の魅力です。
例えばエマ・ストーンが演じるのは、リタとリズとエミリーの3人ですが、この3人に何の関係性も因縁も見いだせないのが恐ろしいところ。
ランティモス作品では説明や合理性よりも、過程と選択がもたらした現実が優先されるため、観る者は3つの物語を咀嚼し、因果関係を探る時間の果てにこれといったカタルシスもなく解釈の別れる余韻の前に放り出されがち。
芝居もストーリーテリングも圧倒的に巧いため退屈しませんが、見飽きた5つの顔と15の人生に自分自身が映り込むのが困りもの。
好き嫌いの別れる作風です。
脚本は「ロブスター」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」に続きエフティミス・フィリップとの共作。
映画のタブーを平然と侵して誰も観た事がない作品を創り上げる手腕は圧巻で、ランティモス作品の多くのポスターがそうであるように、前衛的なアート作品に自分の常識を蹂躙(じゅうりん)されるような感覚が味わえます。
1本で3倍美味しいフルコース。
すでにカンヌ国際映画祭でジェシー・プレモンスが男優賞を受賞するなど高い評価を得ている、新感覚の群像劇をお楽しみ下さい。
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