2019年6月22日公開の突然の悲劇で肉親を失った青年と少女の絆を描いたフランス製ヒューマンドラマ映画「アマンダと僕」
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Blue-ray/DVDレンタル
2020年1月8日(水)レンタル開始
動画配信
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Blue-ray/DVD発売日
2020年1月8日(水)発売
「アマンダと僕」作品の詳細
突然の悲劇で姉を失った青年と、母を亡くした少女の絆を描き、ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門マジック・ランタン賞や東京国際映画祭東京グランプリと最優秀脚本賞をダブル受賞し、セザール賞も絶賛の人間賛歌。
出演者/役名
- バンサン・ラコスト・・・ダヴィッド
- イゾール・ミュルトリエ・・・アマンダ
- ステイシー・マーティン・・・レナ
- オフェリア・コルブ・・・サンドリーヌ
- マリアンヌ・バスレール・・・モード
- ほか
作品情報
- エンディング曲:ジャービス・コッカー
- 原題:Amanda
- 上映時間:107分
- 制作年:2018年
- 配給:ビターズ・エンド
- カテゴリ:姪と歩み出す明日について。誰かを抱きしめたくなるヒューマンドラマ
- 検索:アマンダ
予告
みどころ
みどころです♪
人が死に、遺された者同士が手を取り合って仲良く暮らす。
「幸せのケーキ」「ギフテッド」「彼が愛したケーキ職人」など、あらゆる作品で描かれてきた人生の1シーンは、美談ではあるものの、決して容易でないことを多くの人は知っています。
一方で、近親者を失った人間が現実的に選べる妥当な判断で、晩年になって後悔しにくい選択肢の一つであることも、多くの人が認めるところでしょう。
主人公のダヴィッドは便利屋として決して安定的ではない生活を送りながらも、美しい女性レナと恋仲となりまさに人生の春。
しかし実の姉が無差別テロの犠牲となり、7歳の娘アマンダの世話を引き受けることになるのです。
誰にでも訪れ得る人生の転機を考えさせてやまない作品
無条件で他人に、特に弱者に対して優しくできる慈悲深い人がいる一方で、突然扶養義務の生じた家族に対して全責任を負う包容力を誰もが持てるわけではありません。
姉との死別に苦しみ、自分以上に寂しい幼き少女を思いやりながらも、叔父から急に母親代わりになるのは難しいこと。
たまに会うと可愛い甥っ子姪っ子も、自分の子として育てる事を想像すると受け入れきれないあなたは決して薄情ではなく、責任感が強いだけ。
本作はその想像を現実として疑似体験させるだけのリアリティがあるため、誰にでも訪れ得る人生の転機を考えさせてやまないのです。
ドラマのようにすべてが丸く収まるのか、それとも別れが?
またダヴィッドはアマンダと直接の血縁関係にありますが、恋人のレナに最初から彼と同じだけの覚悟や愛情を求めるのも酷でしょう。
自分の子でも愛さない輩がいる反面、他人の子でも愛せるのが人間という生物の読めないところ。
ドラマのようにすべてが丸く収まるのか、それとも別れが連鎖するのか。
静かに見守るアマンダと僕の時間は、観る者自身の内側を流れます。
監督を務めるミカエル・アースは本作が長編映画3作目
フランスの若手俳優バンサン・ラコストやステイシー・マーティンの瑞々しい演技も必見ですが、特筆すべきは監督が自ら見出した超新星の子役・イゾール・ミュルトリエ。
ややふてぶてしさを感じさせる普通の少女ですが、CMなどで活躍する人気子役やキッズモデルとして場数を踏んだ美少女には無い子供本来のエネルギーを秘めており、彼女の醸し出す現実味がそのまま本作の持ち味になっているほど。
泣き叫ぶ子供は人を不安にも不快にもさせますが、それを癒やしてあげられた時、初めて得られる自信が自らを成長させるといいます。
初見で可愛いと思わなかった人ほど、物語が進むにつれ庇護欲に駆られてしまうかもしれません。
この世で最も熱いものの流れる、愛情の本質を描く作品
パリでは世界遺産の焼失という歴史を揺るがす悲劇が起こり、ニュージーランドやスリランカでは無慈悲に人命が奪われ、日々悲しい出来事が報道される日本においても、明日の保証は誰にも無いのだと実感することしばしば。
2015年のパリ同時多発テロから着想を得たという本作は、この世で最も熱いものの流れる、愛情の本質を描く作品です。
映画を観た方へアンケート

映画アマンダと僕は秀作です。2回見てしまいました。映画ファンとして個人的には過去鑑賞作品中ベスト3に入ります。アマンダ役の子役が秀逸。12月DVD発売が待ちどうしいです。